プエルトリコが延長11回タイブレーク制す 粘るオランダ破って2大会連続決勝進出!
3月6日(月)、韓国・日本・アメリカ・メキシコで始まった「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)もついに最終章へ。3月21日10:00(日本時間)MLBロサンゼルス・ドジャースの本拠地であるドジャースタジアムでは、WBSC世界ランキング12位・2次ラウドプールF・1位のプエルトリコと、同9位・2次ラウドプールE・2位のオランダによる準決勝が開催された。
プエルトリコの先発・ロペス(コロラドスプリングス・スカイソックス)、オランダ先発・バンデンハーク(福岡ソフトバンク)で始まった試合は初回から激しく動いた。先攻のオランダが二死三塁で4番のバレンティン(東京ヤクルト)が左翼席中段まで運ぶ今大会4本目の2ランを放てば、その裏、プエルトリコも一死二塁から3番・コレア(アストロズ)の今大会3本目となる2ランですかさず追いついた。
プエルトリコは2回裏にも、8番のT.リベラ(メッツ)の今大会2号、レフトに運ぶ一発で勝ち越しに成功、しかし、初の決勝進出を目指すオランダも5回表、二死一・二塁からサラガ(ドジャース)がプエルトリコ2番手のH.サンティアゴ(ツインズ)から適時二塁打。一塁から勝ち越しを狙ったJ,スクープ(オリオールズ)の激走は、プエルトリコの素晴らしい中継プレイに阻まれたが、3-3の同点に追い付いた。
その後は、両チームの守りあいが光る展開に。投手陣も走者を出しながらもあと一本を許さず。延長戦へと突入。10回表はオランダ打線をプエルトリコ6番手・ディアス(マリナーズ)が三者三振に、10回裏は元東北楽天のオランダ6番手・ファンミル(キュラソー・ネプチューンズ)が3人で締めて、試合はついに無死一・二塁からスタートするタイブレークへともつれ込んだ。
そしてついに決着の時が訪れた。11回表にオランダは一死満塁としながらプエルトリコ併殺網にはまり、無得点に終わったのに対し、11回裏、プエルトリコは同じく一死満塁から7番・ロサリオ(ツインズ)の中堅への犠飛でサヨナラ勝ち。粘りに粘ったオランダを下したプエルトリコが、前回大会に続く決勝進出を果たすと同時に、初優勝に王手をかけた。
決勝戦は3月23日(木)10:00(日本時間)ドジャースタジアムにて。プエルトリコと戦うのは3月22日(水)10:00(日本時間)よりドジャースタジアムで行われる日本vsアメリカの勝者となる。
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