バレンティン2発のオランダ コールドでキューバを破る
3月15日(水)「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)2次ラウンドプールE・最終日となる4日目。東京ドームでの第1試合は、WBSC世界男子ランキング5位・ここまで2次ラウンド2連敗のキューバと同9位、ここまで2次ラウンド1勝1敗のオランダが対戦した。
試合は1回表からオランダの打棒が爆発。一死一・三塁から4番・バレンティン(東京ヤクルト)は、キューバ先発ブランコ(アラサネス・デ・グランマ)の変化球を狙い打ってレフトスタンドに運ぶ3ラン。続く2回表には二死二塁から1番・シモンズ(エンゼルス)が適時打。3回表にもバレンティンの2打席連続アーチと8番・デカスター(ティグレス・デル・チナンデガ)の2点本塁打で計3点。3回終了で早くも7-0と試合の主導権をガッチリ握る。
オランダの攻勢はなおも続き、4回表にも3番・プロファー(レンジャーズ)、6番のJ・スクープ(オリオールズ)の適時打や相手のバッテリーミスなどで一挙5得点。そして5回表にバレンティンが適時打を放ちこの日5打点目をあげ13-0。完全に試合を決めた。
また、大量援護を受けたオランダ先発の左腕・マルクウェル(キュラソー・ネプチューンズ)は内外角・高低の出し入れが抜群によく、6回を投げわずか68球。失点も5回裏二死二塁から9番のメサが左中間に放った適時二塁打による1点に留めた。
7回表にも9番のサムズ(ケベック・キャピタルズ)がバックスクリーンに叩き込んで14点目を奪ったオランダは、最後は2番手のマルティス(リンカーン・ソルトドッグス)が無失点で7回裏を抑え、大会規定による7回コールド勝ち。2次ラウンドプールEを2勝1敗で終え、ドジャー・スタジアムで行われる決勝トーナメント進出への可能性を残した。
一方、キューバは2次ラウンドプールEで3連敗のキューバは、2次ラウンドで大会を去ることが決まっている。
なお、この後19時より東京ドームでに行われる侍ジャパンvsイスラエル戦において、侍ジャパンは勝利すれば2次ラウンドプールE1位通過、2位通過はオランダ。また、イスラエルに敗れても4失点以内(9イニング換算)ならば、同じく2次ラウンドプールE1位通過は侍ジャパンとなり、イスラエルとオランダとの間で3月16日(木)19時より東京ドームで2次ラウンドプールE2位通過・準決勝進出をかけたプレイオフを開催する。
さらに、侍ジャパンが5失点以上(9イニング換算)でイスラエルに敗れた場合には2次ラウンドプールE1位はオランダ。侍ジャパンとイスラエルの間で3月16日(木)19時より東京ドームで2次ラウンドプールE2位通過・準決勝進出をかけたプレイオフを開催することになる。
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