「ファイナリスト対決」制したのはプエルトリコ ドミニカ共和国に守り勝ちで2次ラウンド1勝
3月15日(火)10:00「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)2次ラウンドプールFがMLBパドレスの本拠地であるペトコ・パークで開幕。WBSC世界ランキング12位のプエルトリコと同13位のドミニカ共和国が初戦で激突した。WBC前回大会ファイナリストの両国。その時はドミニカ共和国が3-0でプエルトリコを破り、初の世界一に輝いている。
それ以来の対決は互いに1次ラウンド3連勝1位通過で迎えた2次ラウンド初戦。プエルトリコは2015年まで4年間、東京ヤクルトに在籍していたロマンが今大会初登板。ドミニカ共和国は昨季MLBで16勝をあげたマルティネス(カージナルス)が先発した。
1回表、ドミニカ共和国はプエルトリコ先発のロマンを攻め立て、無死満塁のチャンスを作る。しかし、4番・バティスタ(ブルージェイズ)が三振に倒れると、5番のC.サンタナ(インディアンス)のライトライナーでタッチアップした三塁走者は、プエルトリコ右翼手のロサリオ(ツインズ)のストライク送球で阻まれ無得点。これに対し、プエルトリコは1回裏に二死一・二塁から5番・モリーナ(カージナルス)の左前打で先制。この初回における攻防が、試合の流れを大きく決めることになる。
2回表にドミニカ共和国は、先頭の6番・クルーズ(マリナーズ)が右中間本塁打を放ち同点。しかし4回裏、プエルトリコは一死二塁から7番・ロサリオの適時二塁打で勝ち越し。
さらに6回裏、モリーナが左翼席に今大会2本目の本塁打を放ちリードを2点に広げたプエルトリコは、ロマンの後を継いだH.サンディアゴ(ツインズ)、ヒメネス(トレド・マッドヘンズ)、コローン(インディアンス)、ディアス(マリナーズ)がいずれも無失点リリーフ。ドミニカ共和国を6安打1失点に抑えて、前回大会からのWBC大会連勝を「11」を止めると同時に、2大会連続の準決勝進出へ向けて大きな1勝を手にした。
両国の次戦はトミニカ共和国が3月17日(金)11:00(日本時間)から1次ラウンドプールD2位のベネズエラ戦。プエルトリコは3月18日(土)11:00から1次ラウンドプールC2位のアメリカと対戦する。
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