序盤の猛攻で大勝のアメリカ 2次ラウンド進出を決める
3月12日(日本時間3月13日)「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)1次ラウンドプールCの最終戦はWBSC世界男子ランキング2位・ここまで1勝1敗のアメリカと同8位、ここまで2連敗のカナダが対戦した。
勝てば2次ラウンド進出が決まるアメリカは1回裏から猛攻を見せる。一死満塁から5番・E.ホスマー(ロイヤルズ)がセンターに弾き返す2点二塁打。さらに7番・B.ポージー(ジャイアンツ)の内野ゴロの間に1点を加えて計3点。
2回裏にも一死一・三塁とチャンスを作ると、今度は4番・N.アレナド(ロッキーズ)がレフトスタンドへ一直線に突き刺さる3ラン。ここまで2試合続けて無安打だった主砲による待望の一打とポージーの適時打でも加点し早くも7点のリードを奪う。
序盤から大量援護を受けたアメリカ先発のD.ダフィー(ロイヤルズ)は4回で7つの三振を奪い2安打無失点。昨季12勝3敗の右腕がしっかり試合を作ると、M.キブンズ(オリオールズ)、T.クリッパード(ヤンキース)のリリーフ陣も好投。7回裏にはポージーが本塁打を放ってダメ押し。最後は8回から登板したN・ジョーンズ(ホワイトソックス)が締め、大勝で今大会2勝目をあげた。
カナダは、MLB通算132勝を挙げていた39歳・R.デンプスター(元レッドソックス)の早々の降板が誤算に。MLB通算138本塁打を誇るF.フリーマン(ブレーブス)を中軸に据えた打線もわずか4安打に封じられ、大量ビハインドをはね返せなかった。
これでアメリカは1次ラウンドプールCで2位となり3戦全勝のドミニカ共和国と共に2次ラウンドプールF進出が決定。2次ラウンド初戦は日本時間3月16日(木)に1次ラウンドプールDの2位と対戦する。一方、敗れたカナダは3戦全敗で1次ラウンドプールC最下位。次回大会は予選からの参加となる。
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