ベネズエラ、死闘の末、延長10回でイタリアを下す!
日本時間3月12日(日)、エスタディオ・チャロス(メキシコ)での「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)1次リーグプールD第3日。WBSC男子野球ランキング7位のベネズエラは 同ランキング11位のイタリアと対戦。試合は延長10回にわたる死闘が展開された。
試合は4回裏までに7番・リッディのソロアーチ(キンタナロー・タイガース)などイタリアが5点を先制。しかし、ベネズエラも5回表と6回表で6安打を集中させたベネズエラが5-5の同点に追い付き、7回表に打者9人の猛攻で3点を勝ち越し。しかし、試合はここからさらに二転三転する展開に。
イタリアはその裏一死一・二塁でベネズエラ6番手のスアレスから3番・セルベリ(パイレーツ)が安打を放ち、失策も絡み2点を返すと、8回裏には二死二塁から2番・アンドレオリ(カブス)の中前適時打で再び8-8の同点。
9回表にコロンビアは6番のS.ペレス(ロイヤルズ)が左中間場外に消える勝ち越し2ランでイタリアを突き放す。それでもイタリアは9回裏、1点を返してなおも二死一・二塁から9番・チェッキーニ(メッツ)が同点適時打で10-10。歓声と悲鳴が何度もこだました試合は延長戦へと突入する。
10回表、ベネズエラを勝利に導いたのはMLB屈指のスピードスターであった。一死から1番・アルトゥーベ(アストロズ)が二塁内野安打で出塁すると、続くプラートの打球が左中間を破ると、アルトゥーベは猛然と二塁・三塁を回り、ホームへ。11-10。その裏、イタリアの攻撃をベネズエラの9番手・カスティーヨ(レイク・エルシノア・ストーム)が3人で抑え、死闘はついに終わりを告げた。
なお両国の次戦は、敗れて1勝1敗となったイタリアが3月13日(月)(現地時間3月12日(日))4時半からドミニカ共和国と、今大会初勝利をあげたベネズエラが、3月13日(月)(現地時間3月12日(日))11時からプエルトリコといずれも1次リーグプールDの最終戦、2次リーグ進出をかけた大一番に挑む。
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