前回大会準優勝、プエルトリコがベネズエラに7回コールド勝ち
3月10日(日本時間3月11日)「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)1次ラウンドプールD2日目、WBSC男子野球世界ランキング7位、WBC前回大会準優勝のプエルトリコと、WBSC男子野球世界ランキング12位・ベネズエラの試合が、メキシコの「エスタディオ・チャロス」で開催された。
両チーム先発はいずれもMLB経験を持つ右腕。ベネズエラは通算154勝、昨年も11勝8敗をマークしたF.ヘルナンデス(マリナーズ)。プエルトリコは昨季5勝2敗、今季はメッツの先発ローテーションとして活躍が期待される27歳のS.ルーゴである。
先制したのはプエルトリコ。3回裏、先頭打者7番・E.ロサリオ(ツインズ)がライトへの三塁打を放つと、続くT・リベラ(メッツ)の犠飛と、さらに二死満塁からの押し出しで計2点を先制。試合の主導権を握った。
プエルトリコ6回裏には一発攻勢で追加点をあげる。この回の先頭打者、MLBで2年連続20本塁打を放っている3番がC.コレア(アストロズ)がバックスクリーン弾を放てば、無死一塁から5番・Y.モリーナ(カージナルス)がライトへ2ラン。チームの精神的支柱による5点目は、ベネズエラの心を折るに十分なものであった。
結局、プエルトリコは7回裏二死一塁から4連打で9-0とした後、プエルトリコはT.リベラが、2ボールから高めに抜けたストレートを逃さず、レフトスタンドへの2ランホームラン。7回以降10点差以上の大会規定によるコールド勝ちを収めた。
なお、1次ラウンドプールD両国の次の対戦は、勝ったプエルトリコは、3月11日20時半(日本時間12日11時半)から1敗のメキシコと、敗れたベネズエラは3月11日14時 (日本時間12日5時)から1勝のイタリアと対戦することになっている。
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