ドミニカ共和国、一発攻勢でカナダに快勝 WBC連覇へ好発進

2017年3月10日 試合レポート

 3月10日(現地時間3月9日)「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下WBC)1次ラウンドプールCがマーリンズボールパーク(アメリカ・フロリダ州)で開幕。WBSC男子野球世界ランキング8位のカナダとWBSC男子野球世界ランキング13位・WBC前回大会覇者のドミニカ共和国とが対戦した。

 試合はドミニカ共和国の強力打線が序盤から威力を発揮。2回裏、カナダ先発のデンプスター(レッドソックス)に対し、一死三塁から8番・ポランコ(パイレーツ)の中前打で先制すると、続くカスティーヨ(ダイヤモンドバックス)が、流し打ちでの2ラン。さらに二死一・三塁から4番・バティスタ(ブルージェイズ)も右前適時打で続き、この回4点を先制。先発のマルティネス(カージナルス)にこの上ない援護点をプレゼントした。

 さらにドミニカ共和国は5回裏に無死満塁から7番・ベルトレ(レンジャーズ)の適時打で5点目。6回裏には一死ニ・三塁からバティスタが打った瞬間にそれとわかるレフトスタンド上段への大アーチ。MLBスター集団が15安打9得点とカナダの7投手を軒並み打ち込んでいる。
一方、カナダはドミニカ共和国先発・マルティネスから3回表に1点。5回表にも一死二塁から1番・ポンペイ(フルージェイズ)が中越二塁打で2点目を奪うも焼け石に水。最終2イニングをペタンセス(ヤンキース)、ロドニー(ダイヤモンドバックス)、ファミリア(メッツ)の3投手で締めたドミニカ共和国がWBC前回大会覇者の貫禄を見せつけ、9-2で快勝を収めた。

 両国の次戦は、敗れたカナダは日本時間3月12日2時から(現地時間3月11日)からコロンビアと、勝利したドミニカ共和国は、3月12日8時半(現地時間3月11日)からアメリカと対戦する。