「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™」開幕 初出場イスラエルが地元開催の韓国を延長で下す!
3月6日(月)「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下、WBC)が開幕。高尺スカイドーム(韓国・ソウル)での1次ラウンドプールA初戦で、4大会連続出場で初のWBC地元開催となったWBSC男子野球ランキング3位の韓国と、大会初出場・WBSC男子野球ランキング41位のイスラエルが対戦した。
韓国の先発は左腕の張元準(チャン・ウォンジュン/斗山ベアーズ)。初回は三者凡退で切り抜けたが、2回表は先頭打者に四球後、5番のZ.ボレンスタイン(リノ・エーシズ)に二塁打を浴びるなど一死満塁とし、8番のT.クリーガー(リンチバーグ・ヒルキャッツ)に押し出し四球。大会初得点はイスラエルに入った。
一方の韓国打線は、MLB368試合登板121勝の38歳、J.マーキーの3回無失点を皮切りに細かくつなぐイスラエル投手陣の奮闘や、4回裏、日本でもおなじみの先頭打者4番・李大浩(イ・デホ/ロッテジャイアンツ)の強烈な当たりをセンターのS.フルド(アスレチックス)に好捕などに中盤まで得点が入らず。
ようやく5回裏一死一・二塁から登板したイスラエル3番手・J.ブレイク(レディング・ファイティン・フィルズ)から、2番・徐建昌(ソ・ゴンチャン/ネクセン・ヒーローズ)が遊撃手横を流し打ちで抜く左前適時打で同点に追いついた。
その後、試合はこう着状態に。韓国は6回裏、7回裏と併殺でチャンスを逸すると、イスラエルも7回表、8回表と満塁のチャンスをつかむものの、阪神タイガースなどでも守護神として活躍した呉昇桓(オ・スンファン/カージナルス)などの力投に封じられ、試合は延長戦へと突入する。
試合が動いたのは延長10回表。この回から8番手として登板した元・東京ヤクルトスワローズの林昌勇(イム・チャンヨン/起亜タイガース)に対し、イスラエルは四球と安打などで二死一、三塁とし、9番、S.バーチャム(アッシュビル・ツーリスツ)の打った打球は二塁ベース奥へ。これを韓国の二塁手・徐建昌がなんとか抑えるも送球はできず。これが適時内野安打となり、イスラエルが貴重な勝ち越し点をあげる。
10回裏、韓国は2番からの好打順であったが、8回裏からのロングリリーフとなった6番手、MLB48試合登板のJ.サイド(ラスベガス・フィフティワンズ)が3人で抑えゲームセット。約4時間の熱戦は、初出場のイスラエルが大会初戦で、第2回WBC準優勝の韓国を下す結果となった。
なお、1次リーグプールA両国の次戦は1敗の韓国が3月7日(火)日本時間19時からオランダと、1勝のイスラエルが3月7日(火)日本時間12時半からチャイニーズ・タイペイと、いずれも高尺スカイドーム(韓国・ソウル)で対戦予定となっている。
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