2017年WBC予選ブルックリンラウンドが開幕!イスラエルがひと足早く本大会出場決定戦へ駒を進める!
2017年に開催される第4回WBCの予選ラウンド4組が、アメリカ・ニューヨークのブルックリンで開幕した。
9月22日に行われた1回戦では、2大会連続の本戦出場を目指すブラジルが13安打を放って10得点を奪い、同予選初出場のパキスタンに10対0の7回コールド勝ち。元メジャーリーガーやマイナーの3A、2Aの選手で固めたイスラエルは、英国に5対2で勝利し、ともに2回戦へ進んだ。
翌23日には、ブラジルとイスラエルの有力チーム同士が対決。ブラジルがボー・タカハシ、イスラエルがベーカーの両先発で始まった一戦は1点を争う投手戦となり、序盤3回を終えて両チーム無得点。迎えた4回裏、イスラエルがこの回先頭のフレイマンがレフトの頭上を越える2塁打で出塁すると、続くデービスの鋭い当たりが一塁手のエラーを誘って無死1、3塁。ここで5番・デッカーにセンターへ犠牲フライを放って1点を先制した。
その後、計5投手の継投でブラジル打線を無得点に抑えたイスラエルが、そのまま1対0でブラジルを下し、25日に行われる本大会出場決定戦へひと足早く駒を進めた。
敗れたブラジルは打線が3安打のみ。投手陣もイスラエル打線に3安打しか許さなかったが、ワンチャンスで相手の1点を奪われて苦杯をなめた。試合後のブラジル代表のラーキン監督は「負けたのは仕方ない」と振り返るとともに、選手たちに「次の試合に勝って、日曜日にやりかえすぞ!」と檄を飛ばした。「イスラエル戦はいい試合をしていたけど守備のミスが痛かった。でも投手陣はしっかりと仕事をした。チームの明るい雰囲気は変わらない」と語るのは元ヤクルトのブラジル代表のフェルナンデス投手。試合後は選手全員で食事会を開催し、イスラエルとの再戦、そしてリベンジを誓い合った。
23日に行われた敗者復活戦では、イギリスが14対0でパキスタンに大勝。24日に行われるブラジル対イギリスの勝者が、25日の本大会出場決定戦へ進み、イスラエルへの挑戦権を得る。イギリス戦での登板が予想されるフェルナンデス投手は、「攻めたピッチングをして、まだまだ日本のプロ野球でできるぞというところを見せたい」と闘志を燃やしている。
すでに予選免除の12チーム(日本、韓国、中国、チャイニーズ・タイペイ、キューバ、ドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコ、アメリカ、カナダ、イタリア、オランダ)に予選1組から3組をトップで通過した3チーム(オーストラリア、メキシコ、コロンビア)を加えた計15チームが本戦出場を決定済み。残り1枚の切符を巡る最終決戦が、熱く、燃えている。
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