打撃戦を制したオーストラリアが無傷の3連勝!本大会出場決定!

2016年2月15日 試合レポート

 2017年に開催される第4回目WBCの予選の第1組・オーストラリアラウンド(シドニー)の本大会出場決定戦が14日に行われ、地元のオーストラリアが12対5で南アフリカに勝利。4大会連続の本大会出場を決めた。

 2月11日からシドニーを舞台にして、オーストラリアのほか、ニュージーランド、フィリピン、南アフリカの計4カ国で争われた予選1組。オーストラリアは11日の1回戦(○11-1フィリピン)、12日の2回戦(○4-1南アフリカ)と連勝して本大会出場決定戦へ進出。対する南アフリカは、11日の1回戦(○7-1ニュージーランド)の後、12日の2回戦(●1-4オーストラリア)で敗れたが、13日の敗者復活2回戦(○9-2ニュージーランド)に勝利し、再びオーストラリアと対峙した。

 試合は初回から動き、1回表に南アフリカが幸先よく1点を先制するも、その裏にすぐさまオーストラリアが同点に追いつく展開。その後は両軍の投手陣が踏ん張り、1対1のまま4回終了となった。このまま投手戦が続くかと思われたが、5回裏にオーストラリアが2点を奪うと、直後の6回表には南アフリカが3点を奪って逆転したのも束の間、6回裏にオーストラリアが1点を奪い、6対6の同点に追いつく激しい展開となった。
 だが、地力に回るオーストラリアは、7回に2点を奪って勝ち越しに成功すると、8回には大量6点を奪って勝負あり。結局、計17安打を放ったオーストラリアが、計7安打の南アフリカを力でねじ伏せた形となった。

 この勝利でオーストラリアは4大会連続の本大会出場。WBCの過去3大会では計1勝8敗でいずれも1次ラウンド(1次リーグ)で敗退しており、2017年の第4回大会では初の2次ラウンド進出を目指すことになる。
 今後、3月に予選2組・メキシコラウンド(メキシコ、ドイツ、チェコ、ニカラグア)と予選3組・パナマラウンド(コロンビア、パナマ、フランス、スペイン)が行われ、9月には予選4組・アメリカラウンド(ブラジル、イギリス、イスラエル、パキスタン)が実施される予定。予選の各組1位と予選免除の12の国と地域(日本、チャイニーズ・タイペイ、韓国、中国、ドミニカ共和国、プエルトリコ、アメリカ、キューバ、ベネズエラ、カナダ、イタリア、オランダ)と合わせて、計16チームで本大会が開催される。